小林 美和 先生

ニキビ肌の正しいスキンケアについて

監修
こばやし皮膚科クリニック
副院長
小林 美和 先生

ニキビ肌では、皮膚のバリア機能を正常に保ち、ニキビのできにくい肌環境にするために毎日の正しいスキンケアをおこなって、お肌の調子をととのえましょう。

ニキビ肌の正しいスキンケア

① 洗浄
「指や手のひらでこすらない」「ニキビを刺激しない」ことが大切!

基本は朝・晩の2回(運動などで汗をかいた場合はその都度洗顔可)朝は夜塗布した外用剤をしっかり落とすため、夜は日中の汚れを落とすために洗顔が必要です。メイクをした日はメイクを落としてから洗顔してください。指や手のひらでこすると刺激となるため、こすらずに、なでるようにやさしく洗いましょう。

STEP①

手をしっかりと洗った後、顔をぬるま湯ですすいでおく。

STEP②

石鹸に少しずつぬるま湯を足しながら、良く泡立てる。市販の泡立てネットを使用してもOK!

STEP③

まずTゾーンに一旦泡をのせ、頬→顎→フェイスライン→目元→最後にTゾーンを洗う。

STEP④

ぬるま湯で顔に泡が残らないようにすみずみまで丁寧に洗い流す。

STEP⑤

タオルで軽く抑えるように水分を拭き取る。

② 保湿

外用剤塗布後は乾燥することもあるので必ず保湿をしましょう。保湿を行うことでお肌のバリア機能を保つことができます。
治療薬による乾燥などの副作用を防ぐことで、治療をきちんと行うことができます。
※皮脂量の多い方は使用量等を医師にご相談ください。

1. 化粧水で水分を補う

STEP①

手のひらにとり、あたためながらなじませます。

手のひらに500円玉大の量の化粧水をとり、両手であたためなじませます。

STEP②

顔の中心から外に向けて手で全体に横づけします。

顔の中心から外側に向けて、手を横に動かしながら全体になじませます。

STEP③

手で顔全体にやさしく押しこむようにハンドプレス。

さらに重ねづけ。やさしく押しこむように、ハンドプレスします。まぶたや目の周りも忘れずに。

STEP④

うるおいチェック!必要なら重ねづけを。

頬骨の上あたりを指で確認。指にもっちり吸いつく状態でなければ、まだうるおい不足かも。
重ねづけしましょう。

2. 乳液で整える

STEP①

手のひらにとり、なじませて広げます。

手のひらに10円玉大の量の乳液をとり、両方の手のひらを軽くすり合わせて広げます。

STEP②

手のひらで顔全体にプレスしたあと、中指で目と口の周りにも。

手のひらや指先で、やさしく成分を押し入れるように、顔全体にプレスしながら重ねていきます。中指でやさしく目と口の周りも重ねます。

STEP③

小鼻と口角の周りも忘れずに。首から鎖骨へ流すとより効果的です。

皮ムケが生じやすく、ケアし忘れがちな小鼻の脇や口角部分にも。最後は首から鎖骨へ。リンパを軽く流したら終了。

③ 外用薬塗布

医師の指示に従って薬を塗りましょう。

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