男性ホルモン(アンドロジェン)の影響で前頭部や頭頂部の硬毛が軟毛化する男性型脱毛症は特徴的な脱毛パターンで専門クリニックや皮膚科などでの治療方法も確立していますが、女性の毛髪の悩みはその原因も様々でどこで治療してよいかお悩みの方も多くおられるのではないでしょうか?
今回はそんな女性の毛髪のトラブルの中でも薄毛、ボリューム低下を考えてみたいと思います。
女性の薄毛は30歳くらいから気になり始める人が増えてきますが、悩みの訴え方は個人差も大きく、加齢変化によるものは更年期前の40代後半から増えてきます。
女性の脱毛の原因としては
①男性ホルモンによる男性型脱毛症(AGA)
②休止期脱毛症
③加齢
などが知られています。
頭頂部の軟毛化が特徴的で典型的な男性型脱毛のパターンを示しますが、血清中の男性ホルモンの値は正常なこともあります。
精神的ストレス、大病の後や高熱や外科手術、栄養不良などの直後ないし数か月後に毛の成長期が急激に休止期になってしまうことによって脱毛します。
40歳代以降、毛の密度が低下し 更年期で女性ホルモンの減少などにより、急に細くなるといわれています。
女性の薄毛の原因は様々で、これらの原因が複雑に入り組んでいることが多く、診断する場合は まずはほかに病気がないか確認することが大切です。膠原病、橋本病、バセドウ病といった甲状腺疾患、貧血や急激なダイエット、拒食症などの栄養障害でも薄毛になります。
薄毛の治療では様々な育毛剤を組み合わせて使用することが多いですが、合わせて生活改善をすることも大切です。
ゆっくり入浴して血行を改善し、十分な睡眠をとることや女性に不足しがちなタンパク質・鉄・亜鉛を含む栄養バランスの良い食事をとることも大切です。
日頃のヘアケアの中で
など、日頃の習慣を見直してみましょう。
頭皮を濡れたままにしておくと蒸れて菌が繁殖しやすくなったり、皮脂のバランスがくずれたりして頭皮トラブルのもとになります。
ポニーテールなど、日々同じ結び方で強く引っ張り続けることも頭皮の血流が悪くなり薄毛になりやすくなります。
大切なのは必要以上に悩みすぎないことです。一人で悩まず皮膚科を受診して自分の症状を客観的に診断してもらうことや悩みを話せる友人との会話も大切だと思います。
アトピー肌・乾燥肌・
敏感肌
紫外線トラブル・シミ・
エイジング
赤ちゃんの肌
アトピー肌・乾燥肌・敏感肌
紫外線トラブル・シミ・エイジング
赤ちゃんの肌