男性の肌あれ原因とは?スキンケア時のポイントについて

男性の肌あれ原因とは?スキンケア時のポイントについて

男性の肌は女性の肌に比べて強いといったイメージや脂っぽいなどの印象はありませんか?男性と女性ではホルモンの影響によって肌の性質や特徴にも違いがあります。

今回は、男性の肌の特徴や肌あれを引き起こしてしまう原因を探るとともに、男性の肌にあったスキンケア商品選びやスキンケア方法についての具体的なポイントについてご紹介します。

関連記事:繰り返す肌あれの原因とは?主な症状やスキンケアのポイントについて

持田ヘルスケア オンラインショップで商品を探す
持田ヘルスケア オンラインショップで商品を探す

男性でも肌あれに悩む方は多い

男性の肌に関するお悩みでよくあるのが、肌のべたつき、皮脂によるテカリ、シェービングによる肌あれ、乾燥などです。特にシェービングは日頃から肌へ負担を掛けることになり、慢性的な肌あれを起こす可能性があります。男性の肌は女性に比べて強いイメージがありますが、実は肌あれや乾燥に悩んでいる方が多くいます。

●男性と女性の肌の違い

男性と女性では肌の特徴にいくつかの違いがあります。一般的に男性の肌は、女性の肌よりも皮膚が厚いといわれており、キメも粗く毛穴が目立ちやすいという特徴があります。これだけ聞くと、デリケートな女性の肌よりもダメージを受けにくいという印象があります。しかし、特徴は皮膚の厚みだけではありません。皮脂量や水分量に着目してみましょう。男性ホルモンは皮脂分泌の増加に影響を及ぼすため、男性の肌の皮脂量は、女性の肌に比べて2〜3倍多く、べたつきやすいといわれています。しかし、水分量は女性のわずか30〜50%しかなく、これは保水に関わる角層細胞面積が小さいことが原因で、水分が蒸発しやすいことが影響しています。
男性の肌は女性の肌と比べ、皮膚は厚いものの、皮脂量が多く、乾燥しやすいという特徴があることを押さえておきましょう。

男性の肌あれに多い5つの原因と対策

男性の肌あれに多い5つの原因と対策

ここでは、男性の肌あれに多い5つの原因と対策についてご紹介します。自分の日頃の習慣を思い出し、原因を探してみることからスタートしていきましょう。

●普段あまりスキンケアをしていない

洗顔後に保湿スキンケアや日中の紫外線ケアを行っていますか?最近は男性向けのスキンケア商品も市場に増え、スキンケアをする男性が増えていますが、それでも女性に比べるとまだまだスキンケアの意識が高い男性が少ないのが現状です。

基本的なスキンケアは、洗顔、化粧水や乳液・クリームによる保湿、紫外線ケアです。洗顔は皮脂量の多い男性においては重要で、保湿のスキンケアの前に肌に過剰な皮脂をしっかりと落としてあげることが大切です。そのあとは化粧水で、肌に水分を補給し、乳液やクリームで肌の水分を逃がさないように油分でフタをするようにしましょう。また、お出かけの前や外で日差しを浴びるときは、日焼け止めを使用することも大切です。

日頃からきちんとしたスキンケアを行っていると、肌の水分や皮脂をコントロールでき、肌状態が整うので、それがすこやかな肌づくりへとつながります。スキンケアは継続的に肌を育てる習慣であることを意識し、普段から毎日朝晩おこなうようにしましょう。

●カミソリや電気シェーバーによるダメージ

髭剃りで肌あれが起こる原因は、肌表面が髭剃りの刃によって傷をついてしまうことです。髭剃りの刃による肌表面へのダメージを減らすために、髭剃り前に蒸しタオルを当てて、髭を柔らかくし、シェービング剤を付けてから髭剃りをおこなうことで、肌への摩擦を最小限にするように心がけましょう。

髭剃りの際は、髭の生えている方向に向かって剃る「順剃り」から始めましょう。「順剃り」は肌への負担が少ないので、おすすめです。ただ、それだけでは剃り残しが気になる場合は、剃り残し部分をピンポイントで、髭の生えている方向の逆に剃る「逆剃り」をしましょう。最初から「逆剃り」をしてしまうと、皮膚の角質層に傷をつけてしまうため、まずは「順剃り」でしっかり剃ることが必要です。

また、髭剃り後は、どうしても肌に負担がかかっているので、しっかりと保湿することが大切です。保湿成分の入った「アフターシェービングローション」や化粧水、乳液やクリームなどを使用して、しっかりと肌を保湿しましょう。

●タオルや寝具が不衛生

意外と忘れがちなのが、肌に直接触れる機会が多いタオルや寝具です。タオルや寝具は、汗や老廃物がつきやすく、また湿った状態が長く続くため、雑菌が繁殖する傾向にあります。せっかくきれいに丁寧に洗顔をしても、顔についた水分を拭き取るタオルが不衛生だと、洗いたての少し敏感な肌にダメージを与えます。また、不衛生なものが皮膚につくと肌の表面から菌が入り炎症を起こし、ニキビといった肌あれの原因になる場合もあります。寝具については、触れている時間がとても長いため、より一層、肌あれを引き起こす原因になりかねません。

そこで、肌あれを予防するには、肌に直接触れる機会が多いもの、特にタオルや寝具を定期的に洗濯し、清潔なものを使用するようにしましょう。バスタオルは可能な限り毎日新しいものに交換し、枕カバーなどのカバー類は週1〜2回、パジャマは週2〜3回の交換が目安です。

●睡眠不足

睡眠不足は、肌あれの大きな原因になります。その理由は、眠りとターンオーバーとの関係です。睡眠不足はターンオーバーによる細胞の修復を妨げるため、肌のバリア機能を整えることができなくなり、肌の負担が増えていきます。それが続くと、肌あれにつながります。

美しい肌を作るためには、睡眠中に出てくる「メラトニン」というホルモンと「成長ホルモン」が重要な役割を担っています。メラトニンは、睡眠ホルモンともいわれ、寝ている間に働いており、強い抗酸化力があります。抗酸化力が弱まると肌はダメージを受けやすいため、肌あれ防止には重要です。成長ホルモンは、ダメージを受けた細胞の修復やターンオーバーの正常化を支えています。

美肌によい睡眠に必要な「成長ホルモン」が多く分泌されるのは、「睡眠直後90分程度のノンレム睡眠(深い眠り)」だといわれています。そして「メラトニン」の分泌量は「深夜1〜3時」が最も多くなるとわれていることから、成長ホルモンとメラトニンの両方がしっかり分泌しやすい夜の「12時頃までには就寝し、7時間程度眠る」のが理想的でしょう。

●栄養の偏り

栄養の偏りも肌あれの原因になります。特に糖質や脂質が多い食事を摂ると、過剰な皮脂の分泌を招き、肌トラブルへつながります。偏った食生活を続けたり、添加物の多い食品を摂り続けたりすることで、肌のバランスが崩れるので注意が必要です。

健やかな肌にはバランスのよい食事を摂ることが重要ですが、特に意識したいのは、食物繊維やビタミンです。

食物繊維をしっかりと摂ることで、腸内環境を整えられます。腸内環境が整うと、善玉菌が増え、体内から有害物質の排出がスムーズになるため、肌状態の改善につながります。食物繊維は、野菜類に多く含まれ、特に大根やゴボウなどの根菜、キノコや海藻類にも含まれています。そのほか、雑穀米や蕎麦にも含まれるので、主食を白米から変更して食物繊維の摂取量を増やすのもおすすめです。

またビタミンA・B群は皮膚や粘膜を健康に保つ役割があります。ビタミンAはレバーや卵黄、ニンジンやカボチャなどの緑黄色野菜に多く含まれています。ビタミンB群はレバーや豚肉、マグロやバナナにも含まれています。ビタミンCはコラーゲンの合成に必要な成分です。主に摂取できる食材は、ブロッコリーやピーマン、ゴーヤなどがあげられます。不足しがちな食物繊維やビタミンを意識して、栄養が偏らないようにしましょう。

関連記事:肌荒れの原因になる注意すべき食べ物とは?

男性におすすめのスキンケア商品

肌あれを引き起こさないためには、日常的に使用するスキンケア商品も重要です。特に、肌あれを引き起こしやすい方は、乾燥肌や敏感肌などの傾向があります。

ここでは、肌あれしやすい方にオススメの商品をご紹介します。

コラージュリペアシリーズ

コラージュリペアシリーズ

この商品は、乾燥肌や敏感肌を考えて、長年の皮膚科学研究から生まれたスキンケアシリーズです。特に薬用保湿化粧水、乳液、クリームには肌あれ防止成分であるトラネキサム酸を配合しており、肌あれに悩む方にオススメです。

公式オンラインショップで探す

コラージュDメディパワー保湿ジェル

コラージュDメディパワー保湿ジェル

この商品は、アトピー傾向で乾燥肌の方、皮脂が少ない乾燥肌の方におすすめの薬用保湿ジェルです。独自開発の「メディパワー処方」を採用し、肌のバリア機能を補う3大保湿因子様成分が入っています。さらっとしたジェルタイプでのびがよく、しっとりするのにべたつかないのが特徴です。

公式オンラインショップで探す

まとめ

男性の肌は、皮脂量が多いのに、乾燥しやすいものです。今回ご紹介した5つの原因と対策を参考に、日頃の生活を振り返ってみてくださ。

ただし、生活習慣やスキンケアを変えてみても、長期にわたって肌あれや炎症などが続くようであれば、シミやクレーターのような痕がのこる原因にもなるので、はやめに皮膚科を受診するようにしましょう。

肌あれを引き起こしにくいすこやかな肌を手に入れるためには、毎日のスキンケアが大切です。正しい洗顔と保湿やUVケアを継続して行うことで、男性でも健康的で美しい肌を手に入れることができます。きれいな肌を目指して「スキンケア習慣」を身につけましょう。

関連記事

フェイスケアの記事一覧へ戻る
スキンケア基礎知識

フェイスケア

スキンケア基礎知識

フェイスケア