敏感肌におすすめの化粧水はどれ?<br>選び方のポイントと正しい使用方法

敏感肌におすすめの化粧水はどれ?
選び方のポイントと正しい使用方法

敏感肌でお悩みの方は、普段、化粧水をどのように選んでいますか?もし正しくスキンケアをしていてもお肌の調子が変わらない場合は、一度化粧水を見直してみてはいかがでしょうか。

ここでは、敏感肌のタイプや敏感肌にぴったりな化粧水の選び方、正しいつけ方についてご紹介します。あなたの敏感肌のタイプを把握して、自分のお肌に合うものを見つけて使ってみましょう。

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1.敏感肌用化粧水ってどんな特徴があるの?

敏感肌向けの化粧水の主な特徴は、肌への刺激になる可能性のある成分をなるべく使用せず、肌のバリア機能に必要な有効成分や保湿成分を配合していることです。また、肌への安全性を重視し、パッチテストなどをはじめとした皮膚安全性試験を実施するなど、肌へのやさしさを考えてつくられています。

敏感肌は、角質層が乱れ、肌本来のバリア機能が低下し、水分保持機能や外部刺激に対する防御機能が低下した状態です。バリア機能が低下すると、ほこり・花粉・雑菌などの刺激により乾燥や肌荒れを起こし、かゆみ・ピリピリとした痛み・赤み・ニキビなどを引き起こしやすくなります。このような敏感肌状態を改善するためには、十分に水分を補給し、バリア機能を整える必要があります。

2.敏感肌のタイプ別化粧水の選び方

敏感肌には、大きく分けて3つの肌タイプがあります。

  • ●乾燥肌タイプ
  • ●脂性肌タイプ
  • ●ゆらぎ肌タイプ

効果的なスキンケアのためには、敏感肌の原因を知り、その肌タイプにあった化粧水を選ぶことが必要です。敏感肌タイプ別の原因と合わせてそれぞれ見ていきましょう。

2-1. 乾燥肌タイプの特徴と化粧水の選び方

乾燥肌タイプの敏感肌は、主に肌の乾燥によるバリア機能の低下により、外部からの刺激に強く反応してしまうのが特徴で、敏感肌の中でも最も多いタイプといわれています。その要因には肌本来の水分保持能が低いことや、気温や湿度の変化が挙げられます。乾燥状態が悪化すると肌のうるおいやハリが失われてしまうだけでなく、かさつき・かゆみ・赤みなどの皮膚トラブルを引き起こすこともあります。
また、乾燥肌タイプの敏感肌は、過剰な洗顔やターンオーバーの乱れなどが原因でもバリア機能が低下するため、肌の水分が常に不足した状態になりがちです。したがってスキンケアによって肌の水分保持を助ける、「セラミド」などのバリア機能をサポートしてくれるうるおい成分を外からしっかりと補給してあげることが大切です。

2-2. 脂性肌タイプの特徴と化粧水の選び方

脂性肌タイプの敏感肌は、角質層が乾燥する「インナードライ」状態が原因で、皮脂が過剰に分泌されることにより肌トラブルが起こりやすいという特徴があります。皮脂が気になるばかりに間違った保湿の仕方をしてしまうことでより悪化することも。
脂性肌タイプの敏感肌は、隠れ乾燥肌ともいわれ、実は角質層が乾燥状態にあるため、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合された化粧水を選ぶとよいでしょう。アルコール(エタノール)が含有された化粧水は使用感がさっぱりとしているのですが肌が乾燥しやすく、また刺激になることもあるので、選ぶ際には注意が必要です。
また、オイルインタイプの化粧水は、肌表面に過剰にある皮脂に加え、オイル状の成分が肌トラブルの原因になることもありますので、オイルの成分が配合されているものはノンコメドジェニックテスト(ニキビができにくいことを確認するテスト)済のものを選ぶとよいでしょう。脂性肌タイプの敏感肌は、保湿が不要のように思いがちですが、実は保湿が肌トラブル予防に必要な肌状態なので、きちんとセラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が配合された化粧水を選びましょう。

2-3. ゆらぎ肌タイプの特徴と化粧水の選び方

ゆらぎ肌とは、季節の変わり目や環境の変化、ホルモンバランスの乱れなどによりバリア機能が一時的に低下している状態の肌を指します。特にホルモンバランスの乱れは肌状態に大きく影響します。女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンと呼ばれる2種類があり、生理周期にあわせてこれらのホルモン量が変化します。エストロゲンは肌の状態を整えて肌荒れを防ぐ効果がある一方、プロゲステロンには皮脂分泌を促す作用があるため、生理前のプロゲステロンが増えるタイミングには肌トラブル(ニキビや吹き出物など)がおこりやすくなるのです。普段使用しているスキンケアであっても急にピリピリとした刺激を感じるようになったり、生理前後に肌トラブルが起きたというような経験がある場合は、上記のような原因でゆらぎ肌になっている可能性があります。
季節の変わり目・環境の変化・生理開始前後では肌トラブルを引き起こしやすくなるため、なるべく低刺激性で肌に負担が少ないものに変えましょう。

3.皮膚安全性試験の実施の有無

敏感肌の方は、なるべく下記の皮膚安全性試験をクリアした化粧水を選ぶのがおすすめです。試験で一定の基準をクリアした場合は「テスト済」と記載されています。

パッチテスト・アレルギーテスト・スティンギングテスト・ノンコメドジェニックテスト
以下ではこれらの皮膚安全性試験がどのような目的で実施されているかをご紹介します。

3-1. パッチテスト・アレルギーテスト

パッチテストとは、もともと皮膚に刺激となる原因物質(アレルゲン)を特定するため、皮膚にその成分がついたシートを貼布し、皮膚反応を調べる検査です。化粧品を使用した際の安全性を確認するために実施される試験です。

また、アレルギーテストはこのパッチテストを繰り返し行うことにより、アレルギー反応がおきないかを確認する試験で、連用した際の皮膚の反応を見ることで皮膚への安全性を確認する試験です。

3-2. スティンギングテスト

スティンギングテストとは、皮膚刺激を感じやすい方を対象とし、製品を使用した際に生じるピリピリ、ヒリヒリ感といった刺激感を評価するテストです。
特に化粧水のように水分の割合が高いと、油分の多いものに比べて刺激感を感じやすいため、化粧水でこの試験が実施されているかどうかを見ることで刺激感について確認することができます。

3-3. ノンコメドジェニックテスト

ノンコメドジェニックテストとは、ニキビの原因となるコメドのできやすさを確認するための皮膚安全性試験です。コメドとはニキビのはじまりである毛穴がつまった状態のこと。 日本語では「面ぽう」といい、「白ニキビ」や「黒ニキビ」と呼ばれることもあります。
敏感肌で特に脂性肌タイプの方は、この試験が実施されたものであるかをみることをオススメします。

敏感肌のタイプや肌の状態によって上記のような安全性試験が実施された商品かどうかを確認することも化粧水を選ぶ際のポイントです。

4.敏感肌の方におすすめの化粧水

では、敏感肌の方におすすめの化粧水を3つご紹介します。各商品の特徴や配合成分などをぜひ参考にしてください。

4-1. 肌あれや乾燥によりゆらぎやすい敏感肌の方に

コラージュリペアローションR(しっとり)【医薬部外品】
コラージュリペアローションRR(とてもしっとり)【医薬部外品】

コラージュリペアローションR(しっとり)コラージュリペアローションRR(とてもしっとり)
  • ●内容量:各150mL
  • ●価格:2,970円(税込)
  • パッチテスト済※1・アレルギーテスト済み※2・スティンギングテスト済※1・ノンコメドジェニックテスト済※2

敏感肌状態の原因となる肌バリア機能の乱れにアプローチし、肌本来のすこやかな状態を目指すための化粧水。肌あれを予防する、有効成分トラネキサム酸を配合。うるおい成分として浸透型セラミド*1を採用しています。これらの組み合わせで、みずみずしくうるおった肌へと整えます。さらっとしたテクスチャーなのに、しっとり感のある化粧水なのでべたつきが苦手な方にもお使いいただけます。
低刺激性であることはもちろん、無香料・無着色・アルコール(エタノール)無添加であることも魅力的です。「しっとり」と「とてもしっとり」の2種類があるため、使用感のお好みにあわせて選びましょう。

*1 ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液

▶コラージュリペアローションしっとり の詳しい情報はこちら
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4-2. 年齢によるお肌の変化を感じはじめた敏感肌の方に

コラージュビーケーエイジ薬用保湿化粧水 しっとり 【医薬部外品】
コラージュビーケーエイジ薬用保湿化粧水 とてもしっとり【医薬部外品】

コラージュビーケーエイジ薬用保湿化粧水 (しっとり)/コラージュビーケーエイジ薬用包室化粧水(とてもしっとり)
  • 販売名:コラージュBK化粧水R/コラージュBK化粧水RR
  • ●内容量:各120mL
  • ●価格:3,122円(税込)
  • パッチテスト済※1・スティンギングテスト済※1・ノンコメドジェニックテスト済※2

加齢により女性ホルモン・セラミド・皮脂・コラーゲン・ヒアルロン酸の産生が低下する40代以降の肌におすすめの化粧水。肌あれスパイラルを予防するトラネキサム酸に加え、水分保持に欠かせない3種のセラミド*1、コラーゲン*2、ヒアルロン酸*3などのうるおい成分を配合し、バリア機能をサポートします。
低刺激性・無香料・無着色・アルコール(エタノール)無添加・パラベン無添加と、敏感に傾いている肌にもやさしい使い心地です。「しっとり」と「とてもしっとり」の2種類から、使用感のお好みに合わせて選びましょう。

*1 セラミド2[保湿成分]、植物セラミド:コメヌカスフィンゴ糖脂質[油性成分]、アミノセラミド:ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル・オクチルドデシル)[油性成分:セラミド様物質]
*2 サクシニルアテロコラーゲン液[保湿成分] *3 ヒアルロン酸ナトリウム(2)[保湿成分]

▶コラージュビーケーエイジ薬用保湿化粧水 (しっとり)  の詳しい情報はこちら
▶コラージュビーケーエイジ薬用保湿化粧水 (とてもしっとり) の詳しい情報はこちら

4-3. より濃密なうるおいを求める年齢を重ねた敏感肌に

コラージュ化粧水-ゴールドS【医薬部外品】

コラージュ化粧水-ゴールドS
  • ●内容量:100mL
  • ●価格:4,950円(税込)
  • パッチテスト済み※1

乾燥が気になる方やもっと濃密な使用感を求める方には、こちらのゴールド化粧水がおすすめ。角質層で高い保湿効果を発揮するアミノ酸系保湿成分「トリメチルグリシン」を豊富に配合した化粧水です。年齢や季節の変わり目が原因で乾燥してしまった肌を潤し、みずみずしく整えます。

▶コラージュ化粧水‐ゴールドSの詳しい情報はこちら

※1 すべての方に皮ふ刺激がないわけではありません。 ※2 すべての方にアレルギーがないわけではありません。 ※3 すべての方にニキビができないわけではありません。

5.敏感肌の方に知ってほしい化粧水の正しい使用方法

化粧水は正しく使うことでより効果を発揮するものです。基本的な化粧水の使用方法を3つのポイントに分けて解説します。

5-1. 洗顔後すぐに化粧水をつける

洗顔後の肌は汚れとともに保湿成分も洗い流されているため、非常に乾燥しやすい状態です。クレンジングと洗顔を終えたらできるだけはやく化粧水をつけて保湿をしましょう。

ここで注意したいのは化粧水の量です。べたつきが気になるなどの理由で少量の化粧水でお手入れしているケースもあると思います。しかし、それでは十分な水分量が補給できません。顔全体に十分にうるおいをいきわたらせるために、一般的に化粧水の説明書に記載されている1回分の分量(500円玉大)などを守って使用しましょう。

5-2. 手でやさしくつける

化粧水は手でやさしくつけましょう。コットンを使用すると摩擦により刺激になることがあります。肌に刺激を与えないよう、手でやさしく押さえるようになじませましょう。たたいたり擦ったりするつけかたも刺激になるため控えましょう。

5-3. 化粧水のあとは乳液やクリーム等で保湿する

乳液やクリームなどの油分は、化粧水で補給したうるおいが逃げないように皮膚の表面を保護する役割を担っています。化粧水をしっかりとなじませた後は必ず乳液・クリームなどの油分を重ねて塗りましょう。化粧水のみの保湿だと、せっかくなじませてもすぐに蒸発してしまいます。特に敏感肌や乾燥肌の方はうるおい不足になりがちなため、しっかりと保湿ケアをすることが大切です。

6.まとめ

ここまで、敏感肌のタイプを解説しながら、敏感肌におすすめの化粧水の選び方や正しい使い方についてご紹介しました。

敏感肌のケアにはなによりも保湿が重要です。保湿のファーストステップである化粧水は、すこやかな肌状態を目指す敏感肌には欠かせません。
自分の肌にあった化粧水と日々の化粧水の使い方を見直してみましょう。

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