スキナシリーズの使用方法

皮ふ洗浄・清拭剤
「スキナ」による全身の拭き方

準備品:スキナ、スキナクレン、バスタオル、タオル、蒸しタオル、綿棒、かみそり

  • スキナの泡を手にとり、指先から手首に向かってのばし、指の間にもまんべんなくつけてマッサージする。

  • 手首から肩までマッサージしながらのばし、タオルで拭きとる。

  • スキナの泡をタオルの上に適量のせる。

  • 胸腹部に泡をまんべんなくのばす。腹部のマッサージは、腸の走行に沿って行う。

  • バスタオルを使って水分を拭きとる。

  • 足も手と同じように、指の間にまんべんなく泡をつけてマッサージし、拭きとる。

  • 脚の末梢から中枢に向けて、泡をまんべんなくマッサージしながらのばし、拭きとる。

  • 身体を横に向かせて、背中に泡を図のようにのばし、拭きとる。

Point

肘関節や踵など角質化しやすい部分には、スキナをよくすりこみ、蒸しタオルで蒸してから拭きとると汚れがきれいにとれる。ひとりで身体を拭ける人には、必要な物を用意して使用方法を説明し、できるところは本人に拭いてもらい、背中は介助する。
* 顔にはアルコールを含まないスキナクレンを使用します。

皮ふ洗浄・清拭剤
「スキナクレン」による局所の拭き方

準備品:スキナクレン、ガーゼ、タオル

  • 手術などで入浴できない方

  • 人工肛門のまわり

  • おむつ交換のとき

    スキナクレンの泡を適量(ピンポン玉大)、ティッシュペーパーやガーゼにとり、うんちやおしっこで汚れた部分を拭きとる。

  •  

    別のティッシュペーパーにもう一度泡を出し、まわりの部分も広く拭きとる。

泡式ドライシャンプー
「スキナドライシャンプー」による頭部の拭き方

準備品:スキナドライシャンプー、ブラシ、ガーゼ、ドライヤー、タオル

介護者が行う場合

  • ブラッシングしたあと、地肌にすりこむようにスキナドライシャンプーをつける。

  • 毛髪にもまんべんなくつける。

  • タオルで汚れをとる。

  • ガーゼで覆ったブラシで汚れをとる。

  • ドライヤーで乾かす。

  • ブラシで整える。

  • * ブラシに直接つけてブラッシングしてもよい。

Point

髪の多い人や、汚れのひどい場合は、まず蒸しタオルで拭きとってから始める。

本人が行う場合

  • ブラシに葉書大に切ったガーゼをまず1枚つけ片手で押さえ別のブラシで端から押して装着する。何度か繰り返し、ガーゼを3枚以上装着する。

  • スキナドライシャンプーをブラシに直接つける。(ピンポン玉ぐらいの大きさ)

  • 頭部をまんべんなくブラッシングしながら汚れをとる。フケ等の汚れがついたガーゼを抜くと、ブラシの先のフケもきれいになる。

  • 汚れたガーゼを1枚抜いたブラシで、ブラッシングし、拭きとりながら汚れをとる。さらにもう1枚ガーゼを抜いたブラシで、ブラッシングする。

  • タオルで拭きとる。(蒸しタオルを用いるといっそう爽快感が高まります)

  • 最後に整髪して、すっきり。

ブラシにガーゼを装着しない場合

スキナドライシャンプーをブラシに直接つける。

ピンポン玉くらいの大きさ

頭部をまんべんなくブラッシングしながら汚れをとる。

ブラッシング後、洗面器でブラシを洗う。

ブラシの水分をよく切ってもう1度ブラッシングする

1回のブラッシングで取りきれなかった汚れがブラシによく吸着される。

拭き取り乳液(希釈タイプ)
「スキナふきふき」による身体の拭き方

準備品:スキナふきふき、洗面器、お湯、タオル

  • 約2リットルのお湯に対し、スキナふきふきを5~10mLの割合で加える。

  • 溶液にタオルを浸してしぼる。

  • 身体を拭く。

  • ひとりで身体を拭ける人の場合、できるところは本人が拭き、背中は介助する。